ISOFIX(アイソフィックス)とは? チャイルドシートがどの車に付くのかを解説
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ISOFIX(アイソフィックス)とは? チャイルドシートがどの車に付くのかを解説

公開日:最終更新日:
この記事の目次
  1. ISOFIXとは、金具にカチッと差し込む固定方式のことです
  2. 実物はどこにあるのか。10秒で確認できます
  3. なぜISOFIXが生まれたのか
  4. 2012年以降の新車なら、基本的に付いています
  5. ISOFIXだけでは、実は固定しきれません
  6. キャプテンシートの車は、もう1点ご確認ください
  7. 2012年より前のお車の場合
  8. 取り付け位置の選び方
  9. 取り付けた後の確認
  10. お車の適合をお調べになるには

チャイルドシートを調べていると、必ず出てくる言葉があります。

ISOFIX(アイソフィックス)。

カタログにも商品ページにも当たり前のように書かれていますが、初めての方には何のことか分かりません。この記事では、ISOFIXとは何かを最初から順にご説明し、そのうえで「自分の車に付くのか」を判断できるところまでご案内します。

ISOFIXとは、金具にカチッと差し込む固定方式のことです

ひとことで言えば、これだけです。

車の座席には、あらかじめ2本の金具が設けられています。チャイルドシートの底面から出ている金属のアームを、この金具に「カチッ」と接続します。そのうえで、製品に必要なサポートレッグやトップテザーなども取り付け、すべての固定を確認します。

乳幼児用のISOFIXシートでは車両のシートベルトを取り付けに使わないものが一般的ですが、ジュニアシートではISOFIXと併用して、お子さまを車両のシートベルトで拘束する製品もあります。

ISOFIXという名前は、国際標準化機構(ISO)が定めた固定方式(FIX)という意味です。世界共通の規格として決められているため、メーカーが違っても金具の位置と形は同じです。

ISOFIXとは、金具にカチッと差し込む固定方式のことですをまとめたイメージイラスト

実物はどこにあるのか。10秒で確認できます

お車の後部座席をご覧ください。

手順 内容
1 後部座席のドアを開ける
2 背もたれと座面の境目、その隙間を見る
3 奥に、直径1cmほどの金属の棒が2本、横向きに渡っているのが見えれば、それがISOFIXの金具
4 見つけにくい場合は、隙間の上あたりにISOFIXのマークが付いたタグや刻印がないか探す

マークは、座席に座った子どもを図案化したものです。ISOFIXという文字が入っていることもあります。

確実に知りたい場合は、車の取扱説明書の「チャイルドシート」または「ISOFIX」の項目をご覧ください。取り付け可能な座席の位置が図で示されています。

実物はどこにあるのか。10秒で確認できますをまとめたイメージイラスト

なぜISOFIXが生まれたのか

理由はひとつです。シートベルトでの固定は、正しく取り付けるのが難しかったためです。

シートベルト固定では、ベルトをチャイルドシートの決められた経路に通し、たるみが出ないよう締め上げる必要があります。この作業には手順があり、車種によってベルトの長さも位置も違います。

その結果、ベルトの通し方を間違える、締め付けが足りずぐらつく、といった誤装着が起こりやすい状態でした。誤装着されたチャイルドシートは、設計どおりの性能を発揮しません。

ISOFIXは、左右の金具に差し込み、接続をインジケーターで確認できるため、固定状態を把握しやすい方式です。ただし、金具が接続されただけで確認を終えず、各製品の取扱説明書に沿って、補助固定とお子さまの拘束まで行ってください。

この「誤装着の起こりやすさ」は、いまも実際の数字に表れています。

JAFと警察庁が2025年に合同で行った調査によると、チャイルドシートが取扱説明書どおりに正しく取り付けられていたのは74.8%。つまり4台に1台は、何らかの問題を抱えたまま使われていました。同時に行われた着座状況の調査では、44.4%が正しく座れていないという結果でした。

製品を正しく選ぶことと同じくらい、正しく取り付けることが結果を左右します。

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/childseat.html(外部サイト)

なぜISOFIXが生まれたのかをまとめたイメージイラスト

2012年以降の新車なら、基本的に付いています

ここからが本題です。ご自身のお車に取り付けられるかどうか。

2012年以降に発売された新車には、ISOFIXの金具とトップテザーのアンカーが標準的に備わっています。これは国産車に限らず、輸入車も同様です。

ただし、製造時期や車種・座席位置によって条件は異なります。年式だけで判断せず、お車の取扱説明書とチャイルドシートメーカーの適合表で確認してください。

2012年以降の新車なら、基本的に付いていますをまとめたイメージイラスト

ISOFIXだけでは、実は固定しきれません

もう一段、知っておいていただきたいことがあります。

金具に差し込んだだけでは、衝突時にシートの上部が前へ倒れ込もうとする動きを抑えきれません。下2点で留まっているだけだからです。

乳幼児用のISOFIXシートでは、この動きを抑えるサポートレッグやトップテザーを使います。アクシオン 1のようなジュニアシートでは構造が異なるため、各製品の取扱説明書で必要な固定方法をご確認ください。

サポートレッグ式の場合に確認すること

シート前方から床に支柱を伸ばす方式です。日本ではこちらが主流です。確認していただきたいのは1点です。

支柱を立てる位置の床に、収納スペースがないか。

ミニバンなどでは、後部座席の足元に収納ボックスが設けられていることがあります。この蓋の上に支柱を立てると、衝突時に蓋が破損して支柱が沈み込むおそれがあります。

該当する場合は、車両とチャイルドシート双方の取扱説明書で認められた対処方法を確認してください。収納を空にするだけでは、蓋の強度の問題は解決しません。適合が確認できない位置には取り付けないでください。

トップテザー式の場合に確認すること

シート背面のベルトを車体後方のアンカーに掛ける方式です。欧州ではこちらが主流です。確認は2点あります。

1つは、アンカーの位置です。2012年以降の新車には備わっていますが、後席の背面、天井、荷室の床など、車種によって場所が異なります。普段は目に入らない位置にあることが多く、初めての方は見つけにくいかもしれません。車の取扱説明書の「アンカー位置」のページを、購入前に確認しておくとスムーズです。

もう1つは、回転式シートの操作方法です。回転時にトップテザーをどう扱うかは製品によって異なります。自己判断でベルトをゆるめず、取扱説明書に従い、走行前に指定どおり固定されていることを確認してください。

ISOFIXだけでは、実は固定しきれませんをまとめたイメージイラスト

キャプテンシートの車は、もう1点ご確認ください

ミニバンなどで、2列目が左右独立したキャプテンシートになっている車種があります。

この場合、360度回転するチャイルドシートを取り付けても、回転させる際に車両側のアームレストやコンソールに干渉し、回転が使えないことがあります。

キャプテンシートの車は、もう1点ご確認くださいをまとめたイメージイラスト

2012年より前のお車の場合

ISOFIXが備わっていない車種でも、取り付けられる製品があります。

R129適合の製品のうち、車両の3点式シートベルトでも固定できる設計のものであれば、ISOFIXがなくても使用できます。

ただし、すべての製品がこれに対応しているわけではありません。ISOFIX専用の製品もあります。ご購入前に、その製品がシートベルト固定に対応しているかをご確認ください。

RECAROの製品では、次のように分かれます。

製品 ISOFIXがない座席では
キセノン 1 ISOFIX固定のみのため、使用できません
アクシオン 1 車両の3点式シートベルトで前向きに取り付けられます

アクシオン 1がシートベルト固定に対応しているのは、ユニバーサル(汎用)ジュニアシートとしての認可を持っているためです。対象となるのは、UN R16またはこれと同等の規格に適合した3点式シートベルトを備えた座席です。

お車の取扱説明書に、その座席が「ユニバーサル」のチャイルドシートに対応すると記載されていれば使用できます。

2012年より前のお車の場合をまとめたイメージイラスト

取り付け位置の選び方

一般に、後部座席の中央がもっとも安全性が高いとされています。左右いずれの側面から衝突を受けても、車体との距離が確保されるためです。

ただし、中央にISOFIXが備わっている車種は多くありません。その場合は左右の座席を使うことになります。

左右のどちらを選ぶかは、乗せ降ろしのしやすさで判断していただいて差し支えありません。歩道側から乗せられる位置のほうが、日常の安全性という意味では優れています。

取り付け位置の選び方をまとめたイメージイラスト

取り付けた後の確認

  • ISOFIXのインジケーターが緑色になっているか
  • サポートレッグのインジケーターが緑色になっているか(該当製品)
  • トップテザーのベルトがたるんでいないか(該当製品)
  • チャイルドシートを左右に動かしてみて、大きくぐらつかないか
  • ハーネスがお子さまの体に沿い、ねじれや緩みがないか。締め付け具合は製品の取扱説明書の指示どおりか

取り付け方法は動画でもご覧いただけます。文字だけでは分かりにくい箇所は、動画でご確認ください。

取り付け方の一般的な考え方については、JAFが公開している解説も参考になります。写真つきで、間違った使い方の例まで掲載されています。

https://jaf.or.jp/common/safety-drive/protect-life/child-seat/attachment(外部サイト)

取り付けた後の確認をまとめたイメージイラスト

お車の適合をお調べになるには

RECAROでは、製品ごとに取り付け可能な車種の一覧を公開しています。お車の年式・型式から検索いただけます。

適合表にお車が見つからない場合でも、取り付けられないとは限りません。年式やグレードによって装備が異なる場合もあります。

車種名・年式・型式をお知らせいただければ、確認のうえお答えいたします。座席まわりのお写真を送っていただけると、より正確にご案内できます。

お車の適合をお調べになるにはをまとめたイメージイラスト

お車に合う一台を、確かめる。

車種・年式から取り付け可能な製品をお調べいただけます。

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